講師紹介

はじめまして、料理教室La Saveur(ラ・サヴール)・青野晃子(あおのあきこ)です。
貴重なお時間に当教室のホームページにいらしていただいてありがとうございます。

当教室は、
「また作りたくなる、また食べたいと言ってもらえる、
作る人も食べる人も幸せになるお料理に出会う」
をコンセプトに、
フランスで長く愛されている郷土料理、家庭料理を通して、料理の基本や上達するコツが学べる料理教室です。


-「La Saveur」の意味
教室名の「La Saveur」はフランス語で「風味」という意味があります。
味や香りを表現するラテン語「sapor(サポール)」が語源で、料理を通して、素材、調味料、文化、歴史など、料理を取り巻くすべてのことを五感を使って楽しんでもらいたいという思いでこの名前を付けました。


料理を学ぶきっかけ

私が料理を学ぶために調理師学校に入ったのは、会社員をしていた27歳の時。
きっかけは、シンプルに食べるのが好き、おいしい料理はどういう風に作られているのか知りたいという好奇心と、料理を教えるという仕事への憧れから。
とはいえ、学校へ通う時点ではお世辞にも料理が上手とは言えない状況でした。


基本の大切さ

そんな中、一番最初に調理師学校で習ったのは、

・包丁の研ぎ方
・野菜の切り方
・魚の三枚おろし
・鶏の四つ落とし

言葉で説明すると「切る」というシンプルな作業でも、素材の構造を理解して、どこに、どんな角度で包丁を当てて、どういう力加減で切る、という感覚はパッとわかるものではありません。

授業中、放課後の自習とひたすらこの練習を繰り返して、包丁の扱い方、動かし方に慣れること約1か月。

ある程度感覚がつかめるようになるまでかなり時間はかかりましたが、その後たくさんのレシピを学ぶ中で、この段階で包丁の扱い方に慣れたことが後々の自分の助けになりました。

同時に、講義での先生方の無駄のない動きが、積み重ねられた基本があってこそのものだということもよくわかり、いつかこんなきれいな仕事ができるようになりたいと、自分が料理を通してやりたいこと、なりたい姿が徐々に明確になっていきました。


―なぜフランス料理なのか?

私が教室のメインにフランス料理を選んだのは、調理師学校で西洋料理を学ぶ中でフランス料理には「料理の基本」がつまっていると感じたからです。

「基本」はどんなジャンルの料理にも共通する普遍的なもので、一度身につけば一生の財産になります。

現在はご希望に応じてフランス料理以外のレシピもご紹介していますが、レシピを考えるうえでその基本はとても役に立っています。

また、30代の前半に1か月かけてフランス旅行した際、南フランスにホームステイしたことも、フランス料理に対する自分の考え方に影響を与えました。

ステイ先のご夫妻はお仕事があり、お子様は学校がありと、ごく普通のご家庭で、朝だけはそれぞれの支度があるので、食卓に並べたパン、スプレッド、ヨーグルト、フルーツを各々で食べますが、昼は全員一度自宅に戻ってきて一緒に食事をする。夕方帰ってきたらみんなで料理をして、できた料理を食べながら暗くなるまでその日のことを話す。食後は子供たちは宿題と寝る支度をする。ご夫妻はろうそくをつけて二人の時間をゆっくり過ごす。休日は朝からみんなでサンドイッチを作ってワインをもって近くの海に出かける。

というのが一週間の過ごし方でした。

作る料理は私が調理師学校で習った料理とは違い、素材を活かしたシンプルなものでしたが、ご家族と過ごす時間は心温まり、料理もとてもおいしかったのを覚えています。
一緒に作ったり、食卓を囲む楽しさが、料理をより美味しくするのだと教えていただいた時間でした。

こういった経験を通して、自分がお伝えしたいのはフランス料理の中でも「ハレ」の日に食べる料理ではなく、いつもの食卓の一皿として選んでいただける「ケ」の日にこそ作りたい、食べたい料理だと考えるようになりました。

教室では当初フランス料理をメインにしておりましたが、生徒様からフランス料理以外の料理も教えてほしい。というご要望があり、現在では、普段食べたい、定番の料理にしたい、和食、各国料理もご紹介しております。


試行錯誤の価値

私は物事の理解に時間がかかるうえ、応用が苦手という不器用なタイプで、料理を勉強していく中でうまくできないことや「どうしてこうするのか」と疑問に思うことがたくさんありました。

在学中は毎日のように先生に質問をしたり、うまくできないものは繰り返し作ったり、納得できるまでひたすら考えたりしていました。

そのような試行錯誤を経たことで、料理を学ぶみなさんと同じ目線でお悩みと向き合って、解決策を提案したり理由をご説明することができるので、不器用なこともかえって今ではよかったと思えるようになりました。

また、過去に経験したお仕事では人をサポートする業務が多く、同僚、お客様に喜んでいただけることが自分のモチベーションでした。

現在は、自分が学んできた料理を通して、みなさまご自身やご家族に喜んでいただけるお手伝いができればという思いで教室をさせていただいています。

料理がみなさまにとって楽しく、幸せな時間になりますように。

La Saveur 青野晃子


【プロフィール】
1976年広島県生まれ(育ちは埼玉県、愛媛県)
エコール辻東京(辻調理師専門学校)、ル・コルドンブルー東京卒
2013年~現在 料理教室「La Saveur」主宰

大人2人、猫1匹で暮らしています。
おいしいものを食べて、ワインを飲む時間が何よりの幸せ。
健康維持のためのゆるめの筋トレ、ウォーキングが日課。


【資格
・食育インストラクター1級
・日本ソムリエ協会ワインエキスパート
・USMEF認定アメリカンビーフマイスター


【お仕事実績
・ツヴィリングJ.A.ヘンケルスジャパン(株)専任デモンストレーター

・伊勢丹キッチンスタジオ STAUB(ストウブ)料理教室講師

・STAUB(ストウブ)×コーラルアンドタスク 「朝食は王様のように~ストウブのスープで贅沢な朝ごはん」レシピ考案

・Hanako2019年11月号
「世界のレシピを学べる料理教室&レッスン8選!」掲載

・リンベル様 みやざき地頭鶏焼き鳥セットレポート

・光文社様Mart2021年3月号
別冊付録『KALDI COFFEE FARM「便利食材」大事典』レシピ考案、掲載

・光文社様Mart2021年9月号
料理家が手放せない!小さな実力派キッチンツール掲載

・Wine Fun
「余ったワインで作る「豚バラ肉の白ワイン蒸し」と「桃のコンフォート」」レシピ監修

・クリナップ様×ナイス様主宰「男の料理教室」講師